工務課長 清水 優紀

プラス思考にもっていく姿勢を身に付ける事、
それが今に繋がっていると思います。

栗山組、15年戦士の熱き想いを語って頂きました。

INTERVIEW 05 工務課長 清水 優紀

自分より上の人間を見返してやろうと
常に思っていましたね(笑)

栗山組での印象に残ったエピソードを教えて下さい。

今までで一番印象深かった事は、国交省で優良工事を受賞したことです。受賞の事を聞いた時は「よっし、やたったぞ!」と、今までの苦労が一瞬どこかにぶっ飛んでいきましたね。

ここに至るまでには、もう投げ出しちゃおうと思った事もありました(笑) 丁度、入社3年目の時に、初めて現場責任者として担当した(国交省/美千護岸工事)の時、発注者とのやり取りがうまくいかず、発注者から怒られ続けて心身ともに追い詰められました…。さすがにあの時は、限界を感じました。

今思えば、若かったなと。経験値も浅かったですし。しかし、振り返ると、初担当の現場があの現場(美千護岸工事)で良かったと思えるくらい多くの事が勉強出来きました。追い詰められた状況を乗り切るためには、どんな事でもプラス思考にもっていく姿勢を身に付ける事、それが今に繋がっていると思います。

さらに言えば、怒られるのは今も昔も大嫌いなので、自分より上の人間を見返してやろうと常に思っていましたね(笑)

この現場以降、責任者として現場を担当して予算を上手くコントロール出来ているので、会社の収益に貢献出来るようにもなりました。

技術者にとって賞の受賞は、今後の仕事の幅に影響がありますか?

栗山組で初めに国交省の優良工事を取ったのが、1年後輩になる村上です。それまでも優良工事は意識していましたが、強い意識が目覚めたのはこの時だと思います。

先を越された悔しさは相当なものだったので、これが発奮材料の一つになったことは間違いありません(笑) 村上が賞を受賞した2年後くらいに担当した、国交省の落折改良工事現場で、優良工事事務所長表彰を受賞することが出来ました。その後の、担当現場(市瀬改良工事)では、安全優良技術者表彰も受賞することが出来ました。

受賞すると、同業他社にも名前が知られるようになり、悪い気分はしませんね(笑) 他にも社内表彰を9回程受賞し、臨時ボーナスも何回か貰えました。これが一番「次もやったるわいな!」という気持ちにさせられます。

国の賞を総なめにする事が目標です。

仕事のやりがいを教えてください。

1現場で数億円単位のお金を、自分の裁量で動かせる事にやりがいを感じます。

また、現場を重ねる毎に無駄を省いては効率化を図り作業の質を高めていく、常に仕事の中で成長を意識していますね。書類のまとめ方一つにおいても、毎回発注者よりお褒めの言葉を頂いています。それも自信とやりがいに繋がっています。(その評価を工事成績にもう少し反映欲しいですけど...(笑))

今後の目標について教えてください。

今後の目標は、まだ受賞できていない「優良工事局長表彰」、「優良建設技術者局長表彰」、「優良建設技術者事務所長表彰」の3つを目指し、国の賞を総なめしたいと思います。(本気で(笑))

それと、これは一番苦労するとこですが、仕事を良いモチベーションでするために、業務の合理化を追求して、自分の時間を作ることを大切にしたいです。残業/休日出勤に追われていては、より良いパフォーマンスをすることは難しい...このバランスはとても重要だと思います。

自分が責任者として現場を持ち出した入社2年目くらいから「残業0」を信念にやってきました。大昔は残業がカッコいい時代があったのかもしれませんが、やらなければいけないことを全て定時で片付けて残業しないほうがカッコいいと思っています。勿論どうしても残業しないといけない時が年に数日あったりしますが。

業務の合理化を意識するようになって、どんな時でも常に頭の片隅で次の段取りを考え、効率よく行動できるようになりました。社内外の方たちから「清水=残業しない人」というのが定着してきたので、意地でも帰らないといけない、という勝手な使命感もありますね(笑)

残業を減らすことが出来たので、次は休日出勤0が目標です。昨年は自分の担当現場に就いていた全社員の公休日数の完全取得を達成できませんでした。休日出勤0は現場状況によっては難しい事ですが、公休日数の確保はもちろん、有給休暇の完全消化も出来るように現場運営をしていきたいです。

最後に若者へメッセージをお願いします。

指示待ちの人間でなく、自分の力で会社を変えてやろうという意気込みを持つ人材になってほしいですね。

自分が、15年前に入社した当時は、現場にパソコンが導入され始めの過渡期でしたが、当時、若手ながら社内インフラの整備を主導してやってきました。今も、会社にないものを自分で考えて提案し、ドンドン取入れてもらっています。

既存の社員にも望むことですが、新たな発想を持つ行動力のある人に入ってもらい、会社を成長させる手助けとなってほしいですね。